フットマークスの考え方

NPO法人オーソティックスソサエティー会員
日本靴医学会準会員・日本義肢装具学会会員 

店舗のご紹介
店主の作業時の画像

 

サイズ違いOKのオーダーパンプスの店をスタート!

平成9年に「フットマークス」をオープンした当初は、外反母趾やタコなどで足が痛い方や足が左右でサイズ違いのためパンプスを履きたいけど履けない女性のために、イタリアでデザイン及び製作され、左右別サイズでも可能で、サイズも34.0~42.0、幅もA~Gまであり、左右で256サイズを展開するセミオーダー・パンプスを販売する店としてスタートしました。しかし当初の予想とは反し、外反母趾や扁平足の重症の方が多く来店され、パンプスでは対応しきれない限界を感じ、徐々にコンフォートシューズの取扱数を増やして行くにつれ、いつの間にやらパンプスの姿がなくなってしまうことに。

「歩き方をコントロール」できる「インソール技術」との出会い

平成10年にオーソティックス同好会(現NPO法人オーソティックス・ソサエティー)が提唱するインソールの製作技術に出会い、今まで考えたこともない発想のユニークさに大いに興味がそそられました。以来、その技術の効果のすごさと奥深さに虜になってしまいました。以来、22年が経過しました。
薬剤師でもあるので薬や病気の知識はありましたが、「歩き方の良し悪し」など考えたこともなかったし、ましてや下肢障害の大きな原因でもあることなどは全く思いもよらないことでした。

誰にでも出来ない難しい技術だから、驚きの効果が!

足や膝などが悪い方は「歩き方・足の動き」が悪いと言う事実。
歩行を観察・分析し、歩行の異常な部分を把握し、正常な歩行に回復させる目的のため、左右インソールの凹凸形状を微調整しながら製作してゆくという技術は、虜になるには十分に魅力あるものでした。

「歩き方・動き」に目を向けない、認知されない。

現実として、医療業界においては靴に対する関心も低く、ましてや、「歩き方・動き」などへの関心度はほぼゼロと言って良いでしょう。
「歩き方・動き」が下肢の障害発生に大きく関わっているという考え方はありません。医療界においてもほとんど目を向けられることがないため、認知されない大きな要因になっていると思います。

難しい職人技が認知と普及の障害に?

基礎的な理論や技術を学び、ライセンスを取得しただけではとても使い物にはなりません。実地に歩行の症例を観察・分析評価して、対応するインソールをいかに多く製作できるかであり、失敗と試行錯誤を繰り返すことでしか技術の上達はありません。多くの製作数と経験が必要な職人技だからこそ、なかなか普及しない要因でもあります。

22年間で23,000足の製作実績!

現在、約23,000足以上の「歩き方を改善するインソール」の製作を通して、「靴が合わない方」や「下肢に障害や痛みがある方」、スポーツ時の「パフォーマンスが低下した方」等あらゆる症例にも対応出来るまでに、技術を蓄積(職人技)してまいりました。

靴が合いにくい、足や膝が痛い、パフォーマンスが悪いは?
「歩き方・足の動き」が悪いのが大きな原因!

足や膝などが悪い方は「歩き方・動きも悪い」事実があります。
「歩き方が悪い」とは「足の動き・蹴りのバランス」が悪いこと。
「バランスの悪い歩行」を正常な歩行に改善することで、足や膝などの痛みや諸症状を改善し、関節などの変形や障害を予防します。

健康寿命の延伸に貢献します!

健康寿命(介護を必要としない自立した生活が出来る)と平均寿命(実際の寿命)との差は12~13年あると言われ、その期間は「要介護」や「寝たきり」などの状態です。運動器疾患や老化などによるバランス能力、移動能力などの低下した状態がロコモティブシンドローム(運動器症候群)。
毎日繰り返される歩行だから、長い年月の間に「歩き方の良し悪し」が身体(特に下肢)に与える影響は少なくありません。非効率的でエネルギーロスが大きい「歩き方」を続けると、足や膝などの下肢への負荷が増大し、ストレスが蓄積されます。これに老化が加わることでロコモティブシンドロームのリスクも高くなり、健康寿命も短縮されます。

「歩き方を改善するインソール」で社会に貢献します!